地番と住居表示

大型台風が通過中で雨や風がかなり強い日が続いていますね、、、。

こういう時は何故だか、とーーーーっても気分も落ち込んでしまう島崎です。

こんな天候の中で頼むのも申し訳ないですが

外に出たくない時に頼ってしまうデリバリーって本当に便利ですよね!

住所一つで家まで届けてくれるってシンプルですがすごいシステムだと思います。

 

話は変わりますが普段何気なく利用している住所ですが

実は大まかに2パターンあることはご存じでしょうか?

不動産でも身近である地番と住居表示についての違いをお話ししたいと思います。

地番と住居表示の違いとは?

地番とは?

土地に対して定められる番号

法務局によって管理されている

同一地番は存在しない

住居表示とは?

建物に対して定められる番号

制度を実施している市区町村等の行政が管理

同一住居表示が存在する

 

といった違いがあります。

我々不動産業者や不動産の売買などでは、地番を利用しての取引となります。

 

何のために分かれているか

元々は住居表示というものは無く、全て地番=住所となっていたようです。

明治時代から始まったようですが、その当時は導入されたばかりでお隣と連番になっておりとても分かりやすいものでした。

時が流れるにつれて、土地の所有者が変わりその土地の分筆や合筆が行われていくうちに規則性が無くなっていきました。

※分筆:1つの地番を複数に分けること

※合筆:複数の地番を1つにまとめること

分筆、合筆と共に更に複雑になった理由が

一つの地番に複数の建物が建っていたりしたことも原因だと思われます。

よって市街地においてはかなり複雑なものとなり、配達などに支障をきたすようになったそうです。

 

住居表示制度の実施

 

地番の複雑化を解消するために昭和37年に実施されたのが住居表示制度です。

土地に対してではなく、建物に対して定めるもので人口が多い(建物が多い)都市部などでは積極的に導入されました。

この制度のおかげで目的の場所(建物)が明確になり、便利になりました。

東京都では多くの地域で実施されていますが市区町村が地番と同一で問題はないと判断した地域では実施されていないこともあります。

島崎が知っている限りでは、新宿区の一部、調布市、日野市、小平市、、、ですね。

 

見分け方は?

住居表示が実施されている地域の見分け方として

地番と同一:○○区○○1丁目2番地3

住居表示:○○区○○1丁目2番3号

といった形になっていることが多いです。

住居表示にも街区方式、道路方式に分かれており、原則は街区方式によって決められているそうです。

 

最近は、、、。

ただ、最近は大きな土地を分割して複数の住宅が建つことも多く、敷地は分かれているが住居表示が一緒なんてことも増えています。

そういった開発分譲地には、○○区○○1丁目2番3号-1、、、。

のような付定をされていることも見かけるようになりました。

 

普段住所なんて気にすることもないですが、こういった経緯で決められている。

なんて思うと少しは興味が湧きますよね!

島崎的におススメな豆知識は1丁目2番3号、の〇号の部分は基本的に時計回りで数字が増えていくので

もしピンポイントでたどり着けなかった場合は〇号の部分に注目して

それより数が多ければ時計回り

少なければ反時計回り。と探すと見つかることが多いです!

皆さんもぜひ覚えておいて下さい。

 

 

このページの先頭へ戻る