原野商法

スタッフの業務チェックに時間を取られてブログ更新が

久々になってしまった代表金子です。

 

私、金子は不動産の無料相談をボランティアでやっているのですが

一昨年~昨年にすごく受けた相談が原野商法についてでした。

(ちなみにボランティアでの無料相談なので対応できないときも多々あります。

対応できなかった時は時間を空けて何度かお電話してくださいね!)

 

原野商法とは処分を焦らせて転売話をするのですがこの被害者が急増しているのです。

50歳目前の私の親世代が当時に買わされた原野の処分を焦る心理につけ込むので厄介なんです。

自分だけのことであれば冷静でいられるかもしれませんが

当時買ってしまった原野は高齢になった本人には不要不動産です。

その不要不動産を子供たちに残したくないという気持ちが強く

ついつい口車に乗ってしまっているのが現状です。

標的が高齢者ってところが人として許せないですよね!

具体的には

不動産会社から

「あなたが所有する別荘地の土地を800万円で買い取りたい」

と連絡が来ます。

いらない不動産を買い取りたいと言われれば喜んでしまうのは致し方ないと思います。

喜んでいるのもつかの間

「他の土地で700万円ですでに購入者が決まっている土地があるので

差額の100万円を支払って交換しないか?」

と持ち掛けられ真に受けてしまった高齢者の本人さんは

差額の100万円を支払うものの、売買代金800万円は入金されずに

その後連絡をしてきた不動産会社と連絡が取れなくなってしまうのです。

これだけではなく

さらに「測量代」・「税金対策」・「特別広告宣伝費」等

色々な名目でお金を要求され有り金をむしり取られていき

1000万円以上になった被害額も多々あります。

原野の取引で利益を得られることはまずないです。

このような原野商法の話の勧誘を受けたら

必ず家族や知人等に相談して一人で判断しないようにしましょう。

 

原野商法の加害者捜査の協力で話したことがあるのですが

同じタイミングで被害者になろう方から無料相談を受け

その話の中身が全く一緒で50万円はあきらめてすぐに警察への相談をし

これ以上は払ってはいけませんとアドバイスした経緯もありました。

この時は娘さんがお父さんの原野商法について気づくことができ

最小限の被害で抑えることができました。

高齢者を狙っての原野商法は親族が

「それは騙されている」と説得しても

本人がそれを受け入れない思考回路になるのが怖いところです。

 

家族で不動産に限らず財産についても事前に話し合っておくのも良いかもしれませんね。

実際に相続が始まると大変なことが多いので

相続の準備という認識で一度家族で話し合ってみてはいかがでしょうか?

何をどう話し合えばよいかわからない方は

ファイナンシャルプランナーでもある私にお気軽にご相談してください。

相談されたからと言って不動産業者あるあるのしつこい連絡はしませんからね。

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