高齢者の一人住まい

こんにちは。

賃貸担当の土方です。

 

今回、立て続けにヘビーな退去後の原状回復作業がありました。

1件は先日のブログ「とてもとても残念です」

でお伝えした、お部屋で亡くなってしまったケース。

もう1件は緊急搬送の後に入院されたがそのまま退去となった、

というケースです。

どちらのお部屋も、ご高齢の男性お一人暮らし。

室内はモノであふれ、足の踏み場もなく、

押入やクロゼットの中からも様々なモノがあふれている。

この小さなお部屋にこれだけのモノをよく詰め込んだなあ!

と、ビックリするほどでした。

長い間1人で住まわれているうちに、

どんどんモノが増えてしまい、ご自分でもどうしていいか

分からなくなってしまったのかもしれません。

原状回復費用の負担先は。。

実際に退去の連絡をもらったあと、室内の状態を確認して、

残置物の撤去や原状回復の手配をするのですが、

このような場合、困ってしまうのはお部屋を貸していた大家さんです。

そもそも、退去の際は敷金から賃借人負担分を支払い、

不足額があれば追加して精算する。というシステムで

退去後の原状回復が成り立っています。

賃借人さんが亡くなってしまった、もしくは

賃借人さんが支払うことができない、という場合は

連帯保証人もしくは家賃保証会社(プランによる)

が大家さんへ原状回復費を支払う段取りとなります。

…が。。。

ここで気を付けたいのが

連帯保証人さんも年齢を重ねている、という現実です。

実際に連帯保証人さんが亡くなってしまっていた、というケースもありました。

また、家賃保証会社のプランも確認が必要です。

家賃保証はするけれど、原状回復費用は対象外。

というプランだった場合、じゃあ誰が原状回復費を負担するのか?

…大家さんとしてみたら切実な問題に直面します。

しかも、今後は高齢者社会にますます拍車がかかり、

高齢者の一人住まいは増えると思います。

住まいに困っている方に手を差し伸べるような心優しい大家さんが

逆に困ってしまうようなことにならないよう、

また、住まいを探している高齢者のみなさんが安心できるよう、

保証会社や火災保険の選定はしっかりすべきで、

そこは委任を受けている管理会社の役目だと感じています。

 

一番必要な補償は何か?

ハウジングサクセスでは、入居される方の

事情や状況を鑑みて保証会社や保険を選択しています。

大家さんが困らないように、できる限りのことを。

賃借人さんが安心して暮らせるように、最善のことを。

管理会社として当たり前のことなのかもしれませんが、

とても大事で重要なことだと思っています。

 

・今、こんな事で困っている。

・何か方法がないか模索している。

・大家業は初めてで何かと不安だ。

そんな大家さんこそどうぞご一報ください。

私たちが、必ずお力になります!

  

 

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