55cm=2340万円

売買担当の島﨑です。

 

本日とても興味深いニュースが記事になっていました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3d1b03a8bcba7680e05a238019003845b7bcd887

 

所有者が現在の建物を建築する際に道路と敷地の境界を確認したうえで有効宅地部分から建ぺい率と容積率を算出して建物の大きさが違反していないかどうかを確認申請書をもって判断及びチェック。

というざっくりな流れとなります。

今回建築基準法に抵触している箇所がはっきりしていないのですが、恐らくは敷地が本来より大きくなっていると書かれているので建ぺい率や容積率の計算が狂ってしまったのではと推測します。

それって誰のお金?

建替え等の費用を賠償するとなっておりますが、そもそもこれって税金ですよね?

それに今流行りのSDGsや脱低炭素等の環境保全の運動にも逆行してませんか?

 

役所がミスしたことはもちろんダメだと思いますが、起こってしまったことに対する対応がもっとダメだと思います。

役所のミスで一番不利益を被ったのは所有者さんなので、所有者が承諾していれば良いとは思いますが本当に建替えまで必要なのでしょうか?

55cm道路に出ているということですが、まだ隣地、その道路に面している並びの方がセットバックしていなければ気付きにくいと思います。

が、もし気付いていても新築されてからの約5年間不都合なことってあったのでしょうか?

勝手な感想ですが、近隣の方含め誰も迷惑は被っていないのではとどうしても思ってしまいます。

今すぐ必要?その他の家は?

現在も道路幅員(4m以上)が確保出来ていない家ってたくさんありますよね?

平成10年代頃までに新築された物件で建ぺい率・容積率が超過している家もまだまだたくさんありますよね?

現時点では基本的に道路幅員の確保は将来の建替え時にセットバックをすることでOK、建ぺい率等の超過は役所が調べて発覚すれば是正勧告等の措置がある。

今回は役所のミスなのでこのままにしておくか既存不適格(建てられた当時は合法、現在は改正によって違法な不動産のことで基本的にローンなどは問題ない)として扱い、建替える際に今度は正しいラインに合わせてセットバックして建ぺい率等もセットバック後の面積で計算してもらう、ではダメなんでしょうか。

その上建替えの際には、役所で測量費や分筆費を負担しますとすれば50~60万円程度の負担で済むと思います。

 

建替える費用2340万円を賠償するメリットが全く思い浮かばないんですが、、、。

どうしても建替えたいのならその費用は担当した部署、当時かかわった人達が自分たちの懐を痛めて捻出してほしいですよね。

実際は法律が絡んできたりとで難しいのかもしれませんが、、、。

この件に関しては藤沢市の方々はどう思われているのか気になりますね。

頻発

最近はあちこちで発覚している給付金の過払い・誤送金含め行政のあり得ないミスが立て続けに起こってますね。

我々も役所の担当と認識等の確認をする際には説明が間違っているのでは?と感じることがあれば指摘したり何度もしつこく確認したりはしますが、取引の際に取得する役所の押印がある書類などであれば間違っていることはわからないので他人事とも思えず、許せないことでもあります。

気を付けているだけでは防げないので二重、三重のチェック体制を確立して防止対策を考えてほしいです。

 

 

このページの先頭へ戻る