2023年リセールバリューランキング

 

こんにちは。島崎です。

 

連日、暑い日が続きすでに30℃以上を記録している地域が多数あり、

中には35℃を記録している地域も!

ただ、夜から朝方にかけては肌寒い気がするので、余計に寒暖差が気になりますね。

まだ梅雨入りしていないというのが驚きです、、、梅雨どこ行った?

 

 

都心の圧倒的強さ

 

中古の流通が活発な不動産において、再販価値であるリセールバリューは

資産価値を図るための重要な指標として用いられます。

 

様々な要素が絡み、リセールバリューが決まりますが

特に重要な要素としては立地の優位性、交通利便性、生活利便性、将来性の4つだそうです。

先日の不動産調査会社のリリースでは

2014年以降の中古マンションの再販価値を地域ごとにまとめ、

築10年程度の中古マンションの平均希望売り出し価格を

新築時の販売価格と比べて算出された結果が発表されました。

 

 

2023年リセールバリューランキング

 

2023年の1位は東京都港区の188.4%となり

なんと新築時の約1.9倍の価格で販売されていることになります。

当然、100円、200円という価格ではないので港区という土地柄数千万円~数億円程は価格差が出ることとなりますね。

2位:東京都千代田区:187.1%

3位:東京都渋谷区:180.5%

4位:東京都中央区:162.7%

5位:京都府京都市中京区:160.8%

以下、大阪府大阪市北区:160.1%、東京都文京区:159.6%、東京都品川区:158.7%、沖縄県那覇市:158.3%、東京都新宿区:156.3%

と続いています。

上位10エリア中7エリアを東京23区が占めた結果となっています。

都心部の中古マンション相場を押し上げるのは、海外の不動産投資家や富裕層となり

人口流入が続き中長期で安定かつ高い資産性が見込まれるために高いリセールバリューとなっています。

2024年1月の都心6区(港・中央・千代田・新宿・文京・渋谷)の平均希望売り出し価格は、70㎡当たり1億1138万円

となっており、やはりここでも都心部の人気の高いエリアではかなり高い価格が設定されています。

都心6区の圧倒的な強さが見て取れますが、先日ブログで記述したように

タワーマンションが増加の一途を辿っているにも関わらずこの傾向が今後も続いていくのか

注視しておくべき内容かもしれません。

 

 

10年前は京都が

 

ちなみに10年前の2014年の1位は京都市中京区で、リセールバリューは132.5%でした。

2位:京都市下京区:123.0%、3位:東京都港区:110.8%、4位:東京都中央区:110.8%、5位:東京都千代田区:110.5%、6位:京都市左京区:110.2%

 

京都市の再販価値が高めなのは、様々な建築の規制があるからと思われます。

京都市は景観や住環境の保全などを目的に建築物の高さなどを規制してきました。

従ってマンションの供給に限りがあるため、既存物件の価値は相対的に高くなります。

ただし、京都市は2023年4月から一部で規制を緩和し

タワーマンションの開発が進むかに注目が集まっています。

新築のマンション供給が増えれば、一般的には既存物件の価値が下落することが考えられますが

これまで安定して高い価値を保っていた京都市でも果たしてどのような動きになるのでしょうか。

 

一部データでは

 

他にも様々な調査会社などのレポートやリリースに目を通したりしますが

興味を引いたのが

都心部以外の23区内では2022年から既に成約件数や成約価格は横ばいもしくはやや下落の兆候が出ている。

といった内容が多かったことです。

そのエリアで人気の高いマンションを除き、ほとんどの物件では

売出価格から2度ほどの価格改定を経て、4~6ヶ月程で成約することが増えているそうです。

 

この辺りは、実際に感じている部分ではあり売主さんや購入検討者さんの感覚で若干の乖離が出ている

のだろうと推測できます。

この部分をきちんと埋めるのが不動産業者の仕事だと思いますが、

例えば、隣のマンションが数年前より高く売れたので、築年数や規模等々様々な条件も違うのに

同じように高く売れるということではないにもかかわらず、

安易に高額な査定を行う業者もまだまだ多いと思います。

高額査定に踊らされずに、客観的にかつ冷静に分析をして判断をした上で高値で挑戦。ということが

正しい判断だと強く思います。

様々な感情や思惑など排除して、大切な資産を売却するにあたって一度冷静に査定を行ってみませんか?

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