こんにちは。島崎です。
都内でもチラホラ雪が舞ったりと、冷え込む日々が続いてますね。
先日、物件の決済・お引渡しで武蔵野市の方に行った際に気になる張り紙があり
思わず写真を撮ってしまいました。
問題点は?
- 駅から近い土地を売却し、遠い土地を購入
- 公法上の売却ではなく、民法上の売却
- 市民説明会で売却協議中と答弁の翌日に売却手続き
- 価格が安すぎる
といったところが大きな問題点かと思います。
元々駐輪場だったので、場所が変わったことによる容積率の減少で
駐輪台数も150台ほど減ってしまったようです。
この一連の流れによる損害が約10億円と試算され現在損害賠償請求の訴訟中。
価格は適正なのか
売却の意図などの詳細については分かり兼ねますが
不動産営業マンの立ち位置からですと、価格が適正だったかが気になりますね。
不動産鑑定士に鑑定を行ってもらったようですが、当時坪524万円との試算。
吉祥寺駅徒歩10分程度の住宅用地でも坪250万円~350万円程のイメージでしたので
控えめに言っても安すぎる、、、。と感じました。
吉祥寺駅前は吉祥寺通りを挟んで主に西側は寺院の借地権、東側一部が所有権という
権利形態なのでそもそも商業地の所有権での売買がほとんどなく
より希少性が高くなるため一説によると坪3,000万円とも言われたとか、、、。
個人的には少なく見積もっても倍の1,000万円は超えるのでは?
と感じています。
暗いイメージ
複数問題点はあると思いますが
やはり市有地(武蔵野市民の所有)ということになると思うので
きちんと売却の理由などを明確にした上で競争入札などを行うべきだったのでは。
と強く思います。
今回のケースで言えば、売却をした翌年に購入企業が会社ごと売却してしまったという流れも
より勘ぐってしまう一因でもありますね。
こういった取引が行政でも行われているということが
より、不動産業界に暗いイメージを与える要因でもあると思います。
詭弁かもしれませんが、極力クリーンな業界になるよう微力ながら努めたいとより感じました。
市政のことなので、難しい問題ではありますが
皆さんがご所有の不動産の売却をお考えの際は
適正価格ということに重きを置いてお考えいただければ
売却もスムーズにいくのではと考えます。
個人情報の入力など不要です。