繰上返済を念頭に住宅ローンをご検討ください。

 

こんにちは、島崎です。

雨が降っても湿度が高く暑苦しい

晴れていると日差しが強く、体力的に厳しい。

そんな毎日の繰り返しですね。

 

さて、今回は住宅ローンの繰上返済について少しお話します。

すでに住宅を購入している方、これから購入をする場合の方も

ほとんどの皆さんが住宅ローンを組まれると思います。

ですが35年もの長期間のローンだと思うとちょっと、、、

と荷が重い方もいらっしゃいますよね。

そんな方は繰上返済を念頭に住宅ローンを組まれる事をご検討されてはいかがでしょうか?

 

繰り上げ返済を活用する

繰上返済をすると言ってもある程度の計画性を持って返済していかないと

結果、そこまで総支払額が変わらない!

なんて事もあるのでお気を付けくださいね。

まず、繰上返済は毎月の返済額とは別に、ある程度まとまった金額を返済することをいいます。

繰上返済した金額は、基本的にはローンの元金に充てられるので

その後の金利負担も減り、ローンの負担が大きく減ることになります。

特に早い時期に繰上返済すると、支払う利息も大幅に減る事も。

また、返済期間の長いローンほど、効果は大きくなります!

最近では金額も小額から繰上返済が出来たり、手数料がかからない

といった金融機関も増えていますが

借入れ先の金融機関や住宅ローンの種類によっては、

○○万円(○○ヶ月)以上から繰上返済可能や

その際の手数料がかかる場合もあるので注意が必要です。

また、金利負担の軽減が大きいからといって

繰上返済をしすぎると何らかの想定外が起きた際に手持ちの資金がなくなってしまい

将来的に家計が破たんしてしまう危険性もあるので、将来必要となる教育費などは貯蓄するとともに

予備費として最低でも半年分~1年分の生活費程度は残しておく方が安心ですね。

繰上返済には2種類あります

繰上返済には、「期間短縮型」と「返済額軽減型」があります。

期間短縮型:毎月の返済額は変わらず、現金と利息が減った分期間が短縮される。

返済額軽減型:繰上返済後も返済期間は変えずに毎月の返済額を減らす。

 

どちらもローン負担を軽減できるのですが、

同じ金額を繰上返済するのであれば、期間短縮型の方が金利の負担軽減効果は大きくなります。

 

例えば、借入額3,000万円、金利3%、返済期間35年の住宅ローンを

11年目で1,000万円繰上返済した場合、

期間短縮型の場合は返済期間が約17ヶ月程短くなり

総返済額は当初予定金額よりも約110万円程少なくなります。

一方、返済額軽減型の場合は月々の返済額は約5千円程少なくなりますが

総返済額は当初予定額よりも約40万円程少なくなります。

 

比較すると期間短縮型のメリットの方が感じられますが

期間短縮型で繰上返済しても毎月の返済額は変わらないので、

月々の負担が減るわけではありません。

返済額軽減型は、収入減少や支出増加の場合、固定金利期間選択型ローンを利用している場合の

選択期間終了などで、月々の家計の負担を軽減したいときに利用すると良いと思います。

 

住宅ローンを借りる際に、予め繰上返済予定時期を定めて貯蓄し

その時期が来た時点での家計の支出状況や繰上返済可能な金額を精査し

どちらを選択するか決めるのがベストでは。と思います。

 

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