前回の業界整備が進んだのはあの事件がきっかけ!?に続いて
今回も週刊誌やビジネス誌に執筆するライターのA記者と、不動産業界向け新聞のB記者、不動産ネットメディアの編集を手掛けるC記者の3名で2021年の賃貸住宅業界を振り返りながら、2022年の展望を語ってもらいました。
そんな語らいにD金子の私見を織り交ぜたいと思います!
火災保険の不正請求で逮捕
B 事件取材の多いAさんから見て、2021年に気になった不動産ニュースは何ですか?
A 火災保険の保険請求について不正な申請が横行している件だね。
D いえいえ、それこそ10年くらい前からひどかったですよ。。。
B 2021年10月に賃貸住宅販売会社の経営者などが逮捕されましたね。容疑は弁護士法違反ですが、この会社が販売した賃貸住宅に約70件の請求業務の代行があり、この中には虚偽の不正請求があったとみて、警察は捜査をしているという報道もありました。
C ここ数年で「火災保険を使えばオーナー負担なしでリフォームできる」などの文言のネット広告が増えました。経年劣化による損傷なのに台風などの災害を理由にして保険請求をする手口です。「負担なし」につられて虚偽申請の片棒を担がされた方もいたようです。
D 申請が通るとすぐに半金請求する業者がたくさんいた記憶があります。ひどいのは残りの半金で施工するような質の悪い施工をたくさん見てきました。。。
A 台風などの自然災害が頻発して保険請求が増えている中で、どさくさに紛れた不正請求が増えたと聞いた。
B ところが保険会社も審査を厳格化して、保険金がおりないこともあったようです。その場合はオーナーに法外なリフォーム代金を請求してくる業者もいたと聞いています。オーナーも後ろめたいことがあるから周囲に相談できず払ってしまうとか。
D 保険金が下りる前に施工するとは。。。保険が下りなければ施工しなかった方の方が多いと思います。
A 事業者からオーナーに提案したくせに、手のひら返しをするとは、本当にたちが悪いな。しかし、警察が動き出したということは、他にも立件されるケースが出てくるかもしれないよね。
D 施工内容がひどかったのでしょうね。。。
B 「悪いことは知らなかった」では、済まなくなるかもしれませんね。とにかく不正請求は絶対ダメです。
D 業者を善意で信頼して任せていた人まで共犯???
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