敷金精算

最近、敷金精算でのトラブルをよく耳にするようになりました。

一昔前の不動産管理会社の敷金精算は本当にひどかったですから、その時のような内容なら入居者さんの気持ちもよくわかります。

私も当時又は当時の感覚の大家さんには敷金精算で何度も注意やアドバイスをしておりました。

こんな大家さんもいたんです。。。

敷金精算で足りないから不足分を払うように退去者に通知したのです。これって別におかしいことはありません。

が、その内容がひどかった。。。東京ルール(東京都紛争防止条例)に思いっきり抵触していて、私たちも何度も説明してご理解いただけるようにお話ししたのですが、ダメだ!払ってもらうの一点張り。。。

 

○大家さんの自主管理なので退去者さんから当社に相談が来たのが始まりでした。

○退去者さんも大家さんも直接ではなく当社に間に入ってほしいというので管理はしていないアパートでしたが快諾しました。

 

すると退去者さんもさすがに我慢できずに訴訟を起こすということになり、その時の大家さんは構わん!と強気。するとすぐに内容証明が大家さんへ!

よく内容証明だけをはったりで出す方も多いですが、その退去者さんは本当に話を進めていきました。

この大家さんは急に弱気になりじゃぁ、敷金超えた分はいらないからと何とも中途半端な回答。。。退去者さんはその自分がごねたからこういう回答???ごねたんじゃなくて不適切だということでの話だったはずなのに。

このことにより気分を害しているというレベルではなく完全に感情的になられていました。

感情的と言っても私から見ても退去者が正しい。要は譲歩する気は一切なくなった。となってしまいました。退去者さんはこの大家さんに依頼した業者さんの見積もりを見せてほしい。単価もおかしいということで私たちも依頼したんだからその分の証明で出してあげればそれで解決でしょ!って話はしたものの色々な理由をつけて結局出さないのです。。。

業者ではなく自分がした素人レベルのクリーニングや施工していないエアコンクリーニング。そしてその価格が業者が施工する費用よりも高い。。。

小出し小出しで対応せずに気持ちよく話しましょうっていうアドバイスも聞かず、退去者さんがもういい!法的に解決しましょうということになってしまったのです。

結局この大家さん、歳だから遠方には行けない等色々私たちに言い訳するので本人に話さないともうだめですよ。。。

私たちが出した解決案でせっかく了承した退去者さんももう怒る怒る。

大家さんにだからこうなっちゃったら大変だよって何度もお話ししたのにスケベ根性だして最終的には敷金全額返金ということになってしまいました。退去者さんに負担してもらうべきものまで自己負担になり得するどころか大損してしまったこの大家さん。。。自分で何が悪かったのか???ご理解いただければと願うだけです。

今日は大家さんに非がある内容をお伝えしましたが、次は入居者さん側の話をしますのでぜひぜひ今日のブログと一緒に参考にしてくださいね。

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