後輩が経験した残念な大手不動産営業マン
私の地元の後輩が住んでいるマンションを手放して住替えることになったんです。
その後輩から気になる物件があったから
直接問い合わせてみたんですがすごく感じが悪いんですって言う相談がありました。
よく話を聞いてみるとその物件は
N区M台の中古戸建なのですが、借地権という不動産でした。
借地権についてのお話しは今日は割愛して
後輩が大手不動産会社に問い合わせしたとのこと。
最初の電話問い合わせで担当者が接客中とのことで、終わり次第折り返すとの約束でしたが
その日は電話が来ずに明くる日にもう一度電話するとその営業マンは後輩に対して個人情報的な質問がしつこく
質問の仕方もあなた本当に買えるの?っていう雰囲気が言葉に感じたとのこと。
不動産業界の営業の質に大手も地場も違いはない
不動産業界は学歴評価されない業界なんです。
どちらかというと中途採用の方が特に多い業界なんです。
前職がタクシーの運転手やガソリンスタンド勤務なんてよくある話なんです。
そんな私も洗車場から業界に飛び込んだ一人です。
学歴社会的な考えが強い日本ですが、不動産業界は正直言って
来るもの拒まず去る者追わず的な雰囲気が強く結果を出せば良いだけなんです。
質の悪い営業マンが多い業界
自分のいる業界を悪く言いたくはないのですが、本当に売上主義要素が強くまだまだいい印象がない業界だと思います。
実はこの業界って転職率が高く一つの会社に5年もいればいい方です。私が業界に足を踏み入れた最初の会社なんかは1年いたら古株でした。
どうして質が悪い営業が多いのか?
先ほども触れたように転職周期が本当に早いのでお客様との長いお付き合いにならないからです。
暗黙の了解で勤め先のお客様リストは企業の財産であり営業マンは転職先にお客様情報は持って行けません。当たり前って言えば当たり前ですが。
大手はそれこそ数年単位で支店移動させられますので転職しなくても付き合いは終わってしまいます。
不動産業界は本当に短期決戦営業が多い
このような環境からお客様と継続的な長いお付き合いはなかなかできない業界なんです。
お取引後数年して、またお世話になろうとお店に伺っても
メンバーはガラッと変わっていて新たな担当者を紹介されます。
このようなことから営業マンは短期決戦にならざるを得ないので
お客様と長い月日をかけて住み替えのお手伝いができなんです。
大手という記載をしていますが、不動産業全般で言えることです。
大手は支店移動があるから目立ちますが実際には
地場の業者の社長さんくらいしか変わらずいることはないくらいなんです。
人としてどうなの?
それでも社会の常識としてお客様に不快な思いはさせてはいけないと思います。
お金を稼ぐことはとても重要なことですが、お金だけが先行している考え方は個人的には好みません。
稼ぐことは私も大好きですが、そのことで恨まれたくないし
自分も嫌なことはされたくないので、自分なりには気を付けております。
大事なのはご縁
私は目先の売上も大事ですが、ご縁はもっと大切にしています。
何かしらのご縁が一生の付き合いになったり
ご紹介いただいたりと長い目で見れば出会いって素晴らしいことだと思うんです。
私はそういう意味でお客様とのご縁にいつも感謝しております。
全ての人と上手くいくとも思っていませんが
少なくとも私は私を信頼してくれた人(お客様に限らず友人、知人等)には
その期待にお応えするべく全力を尽くしております。
改めて自分を見つめ直すきっかけをくれたK君ありがとう!