リフォームの室内解体

有るようであまり無い。無いようで有る。

何が?

そう、リフォームをする際の室内の解体です。

新しい賃貸住宅で解体が発生することは基本的にないと思いますが

築年数が経過すればするほどその確率は高くなってきます。

 

分譲マンションなんかで我々不動産業者が買い取って再販売をするようなときは

かなりの高確率でリノベーション工事をするので解体しますが

賃貸にして収益を得ている物件はできるだけそのような費用を抑えて収益につなげたいはずです。

 

この辺のリフォームについてのお話しはまた今度することにして

今回はそのリノベーション工事又はフルリフォーム工事(結論的には同じことを言います)をする際に

解体工事のトラブルのお話しをします。

 

解体工事って聞くと何を思いつきますか?

そうです。私もですが音や振動が思いつきます。

建物解体が近所であると築年数の経過した建物は傾いたりひび割れしたりしますからね。

解体業者も細心の注意を払っておりますが解体あるあるなんです。

だから解体業者さんも高い保険に入って万一の時に備えています。

 

では室内解体は何が気になるでしょうか?

そうやはり音ですよね!

特にマンションの場合は左右と下のお部屋は振動も気になります。

上の階は左右下ほどではないですが音はとても気になると思います。(私見です)

この騒音や振動をクリアして解体が終わったらまずは一安心ですね。

次のリフォーム工事自体は解体ほどの音や振動は出ないので職人のモラルくらいだと思います。

昔は現場で平気でタバコを吸っていたりしましたからね。

昔ほどではないにしても声が大きかったりしてクレームが入ることもありますが

非常識な時はしっかり注意するほうが良いです。

直接だとなんとなく怖い方!管理人さんや管理会社に連絡すればすぐに解決できます。

 

そして、解体が終わったお部屋で一番怖いことは。。。

よくあることではないのですが水漏れです。

えっ!?お風呂もトイレもキッチンもないのに?

そうなんです。

解体して配管のつなぎをしっかりしていないと漏れてしまうことがあるのです。

 

解体してすっきりしている分、下階に漏れてしまうのは早いんです。

だから注意が必要なのです。

何をどう注意するのか?

解体予定日で完了するのであれば完了日に現場監督(責任者)が二重チェックに入るので

基本的には心配ないのですが予定日よりも早く終わった際に解体した職人が責任者に完了の報告をしないと

チェックはできていないので万一のことが起きてしまうことがあるのです。。。

 

今回当社のリノベーション工事現場で解体完了後連絡をするように指示していたにも関わらず

報告を怠ってこの水漏れが発生してしまい深夜に騒ぎになりました。

 

当社は工事のお知らせの連絡先に責任者の携帯番号も記載しているので

連絡が来てすぐに対処することができました。

大惨事になる前に対応できたことが下階の方にとって良かったと思います。(普通に生活できる状態)

被害があったところは後日改めて予定を調整して改修する予定ですが今回はとても申し訳ないことをしてしまいました。

責任者も報告(予定では明日完了予定)がなくても回っておけばよかったと反省しておりました。

とはいえ責任者の携帯番号を記載していなければ大騒動になっていたと思います。

 

今回の水漏れは配管のジョイントがしっかりできておらず

上階の排水が当方のお部屋で徐々に水漏れしてそれが下階に漏れてしまったという流れでした。

 

夜9時に責任者に電話があり速攻で現地に行くと

下階のご主人が玄関前でお待ちだったようでお怒りを覚悟していたのですが

とても真摯に対応していただけたとのこと。

 

大変ご迷惑をおかけしたにもかかわらず人として見習わなければという出会いでもありました。

この出会いに甘えずしっかりと信頼いただけるように責任者共々気を引き締めてまいりたいと思います。

どんなに慣れたことでも油断大敵ですね。

解体の職人にはがっつり注意をしておこうと思います。

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