ホームインスペクション
ホームインスペクションとは？
住宅を購入する際に建物に不具合がないかを住宅診断士と呼ばれる
専門家が調査する住宅診断サービスのことを言います。
住宅診断士は中立な立場で建物診断するので
住宅の欠陥や劣化等修繕が必要な個所をそのままお客様に知らせます。
元々は中古住宅の売買取引での活用を期待していたものですが
最近では「新築住宅の購入時」や「リフォームか建替えかの判断基準」、「新築住宅購入後保証期間が切れる10年目」に利用される方が増え、新築中古ではなく住宅というものそのものに利用することが一般的となりました。
今まで（2018年に不動産取引でホームインスペクション斡旋の告知が義務化）
一般的に周知されていなかったのが不思議なくらいですね。
中古住宅の購入やリフォームは新築住宅に比べるとトラブルが多い
ホームインスペクションを利用することでそんなトラブルが回避される可能性もグンと上がるのではないでしょうか？
ビスがない、樋のバンドが外れている。こんな軽微なところまでチェックします。
これくらいは仕方がない、まぁこんなもんか。。。
今まではそんな取引が実態だったのではないかなと振り返ってみると思いました。
なかなか気づけない屋根裏のボルトのゆるみなども見つけ
中立な立場で事実だけを淡々と伝えるので修繕箇所が明確になります。
リフォームでも工務店の言われるがまま話を進めると
建て替えと変わらないような金額になってしまったということもあります。
ホームインスペクションをすることにより
やらなくて良い部位もわかるので必要な修繕だけで済むようになります。
ホームインスペクションには隠れたメリットがあります
○事前にホームインスペクションの利用を住宅会社に伝えていたので建築中は明らかに丁寧な作業をしてくれた。
○ホームインスペクションの実施を伝えると住宅会社が改めて自主検査を行い、見えない床下や屋根裏の掃除までしてくれた。
○どうしても自分では言えなかったことを住宅診断士がズバッと言ってくれた。
診断が終わると調査結果をまとめた診断報告書が作成されます。
上記は一例ですが、ホームインスペクションのおかげで
住宅会社が緊張感をもって対応するようになることは間違いないと思います。
住宅は人の手で建てられています。問題はあって当たり前のものだと思います。
だからこそのホームインスペクションです。
住宅診断士が調査するいうことが住まう人にとっての大きなメリットになる
診断報告書が手元にあると将来的にも役立ちます。
どうしてか？売却時に住んでいた人自身の信頼につながるからです。
次に購入する人の立場になってみれば
売主さんはとても大事にお住まいだったんだなと感じるはずです。
だからこそ安心感が全然違うと思います。
こういうメンテナンス記録等保管していると
相場よりも高値で売却できる可能性も高くなります。（高額査定とは別物です）
不動産取引の話に戻ります
このホームインスペクションはいつやりましょうか？
①物件見学時⇒②お申し込み時⇒③契約時⇒④引き渡し時⇒⑤入居時
診断結果によって購入を見送るつもりであれば③の前です。
しかし、最近は大手仲介業者なんかでも目立つのがホームインスペクションしていません。
売主さんでもしません。
買主さんがやることも契約前は許可しません。
なんてこともしばしば。。。
この時点で購入そのものを見送るのも私見としてはありだと思います。
購入することが前提であれば③後④前ですが一般的には新築住宅の場合が主となります。
個人で診断士を探さなくてもハウジングサクセスにて斡旋しています
基本的に事前に準備をしておくものとして
○自分の連絡先
○購入・売却・リフォーム等目的
○新築・中古・構造・築年数等建物の状況
○総床面積
○販売図面の有無
○気になっていること（物件以外にも不動産会社の対応等）
○平面図
○立面図
○矩計図
○基礎伏図
○小屋伏図
となります。
これらはあると大変助かるというもなので、なくても大丈夫ですので安心してください。
あれば検査時間の短縮になります。
調査のイメージとして基本的には
柱や基礎といった「建物の構造上主要な部分」
屋根や軒裏などの「雨水の侵入を防止する部分」が主となります。
プラスアルファで細かいところもというイメージです。
そこで調査する代表的な部分として
屋根・・・雨漏り等の問題の重要な部分で破損やズレ、偏食の状態、雨どいのつまり
この辺を目視で調査します。基礎・・・建物構造に関する重要な部分で地盤沈下、クラック（ひび割れ）、施工不良、配筋
特に配筋は耐久性にも直接かかわる重要な部分で鉄筋探査機を用いて基礎の中の鉄筋の感覚を確認します。外壁・・・新築は繋ぎ目が正しく処理されているか、中古は劣化状況
設備取付のボルトの緩み、配管取付穴の処理の確認床下・・・このような見えない場所の指摘が多い
ゴミや材木がそのままになっていないか、配管のズレ、柱の緩み、基礎のひび割れ、断熱材の設置状態、
シロアリ等チェック項目は特に多い。小屋裏・・・ここも基本的に見えない場所です。
屋根が重要なのはわかると思いますがその裏側にある小屋裏も同じように重要で
雨漏りの形跡、ボルトの緩みの確認室内・・・水道、換気扇、火災警報器等設備の動作確認、レーザービーム等で傾きの確認
※基本的に傷や汚れはホームインスペクションの目的ではないのご注意ください。
費用の目安・・・5万円～10万円程度
調査項目で変わりますが、高く見ておくほうが良いでしょう。
基本料金5万円+オプションなんてことが考えられます。
検査料及び保証料をハウジングサクセスが負担
ハウジングサクセスではご依頼いただいた売却物件については
当社負担で検査料及び保証料を負担しています。
劣化等補修の必要があった場合のみ補修費だけが売主様負担となりますが
当社にて安価で施行することもできます。
簡易ホームインスペクション
売却依頼をいただいた物件については住宅診断士にホームインスペクション依頼する前に
既存住宅アドバイザーである当社スタッフが簡易ホームインスペクションを実施して
指摘されるであろう箇所を先に見つけ出しております。
