こんな工務店(ハウスメーカー)はダメだ

仕事欲しさに安請け合いはしないで欲しい

一昨年前頃友人の建築相談から去年の引渡しまでに色々なことがありました。

名の知れたハウスメーカーだったから、こういう対応は本当に困りました。

店舗兼住宅を新築したいという相談から始まり技術的なことは触れずに全体像の詳細をお話ししたいと思います。

基本的に建築費が安価なハウスメーカーに店舗付住宅も建築できるか相談をしました

もちろん大丈夫です!とのことの快諾だったので、
信用して見積もり依頼をかけました。

出だしは順調でプラン等も数度打ち合わせして、
ほぼ基本形が決まったところで請負契約となりました。

ここからがお客さん(友人)と私たちは振り回されました

床を上げなければならない。
店舗は空間までしかできない。
店舗の壁は深基礎のため基礎部分と壁部分でフラットにならない。
(結果は店舗は触れないと言っていたくせにフラットでクロスの仕上げまでしていました。。。)
とにかく色々ありました。

当社がリフォーム部隊を揃えていなければどうなったか、
考えたくもないことのオンパレード。

業界あるあるとはいえ、言った言わないでもとぼける始末。
しかし当社はちゃんと打ち合わせに立ち会っていたので、
お客さんの主張が正しいことを立会人として証明できたので、
事なきを得ました。

このようなことが無い様に当社は必ず紹介案件でも、
その打ち合わせに同席して事実確認を抑えるようにしています。

こんなことばかり続き見積額も余計な希望を出していないにも関わらず2割程度アップ

実は事前に相談された時点でこういうことも可能性論としてあるから、
実際の予算よりも低く希望を出すように話をしておいたので着地点は想定内。

想定内だから良いではなく、
予算がギリギリだったらと思うと本当にドキドキな営業担当者でした。

予算が上がった云々ではなく誠実な対応じゃないことに
お客さん共々怒りをあらわにしました。

言っていることが二転三転したかと思えば、
都合の良い部分は強気な対応で自分らのミスは横に置いておくというひどさ。

もちろん、こういう時は私もしっかりと『それは、違うだろ!』としっかり威嚇しました

途中から上席にクレーム入れていたのですが、
まさかそんなことあるわけないという思い込みからか、なかなか話がつながらず、
蓋を開けてみれば全面的に営業担当者のミスを理解をしてくれて、
担当者が営業から支店長になるということになりました。

当の本人は飛ばされたのか?
東京ではない営業所に移動させられていました。

店舗については担当者が言う仕上がりとは違う仕上がりで、
営業と現場の職人で話ができておらず、当社の工事部で対応しましたが、
最後は設置ができない対応のトイレを置かれ新たに購入しなければならないという
最後の最後まで振り回された現場となりました。

自慢でもなんでもなく、当社がこういう現場のことに対して知識があったから良かったですが、
そうではなかった場合を考えるとぞっとします。

引き渡し後も店舗部分の照明が予定していたもの違い、
営業に関わる色合いだからということで交換することになったにも関わらず
早めに交換すればよいものを1か月近くかかるという始末。

なぜ、問題が大きくなってしまう方向性で動くのか?

稟議等で承認を得なければならないのもわかりますが、
目的と手段を間違えると終わる話も終わらなくなります。

建築も不動産もどちらの業界もトラブルが発生した際の対応は
会社の考え方で本当に違いが出ると思います。

これだけでは終わらず、なんと引渡後の半年点検の際には、
な、なんとキッチンの換気扇のフィルターが入っていなかったことが判明。

引渡し前のチェックはまず自社でのチェックが必要で時間がかかると言うので、
スケジュールをわざわざ調整したにも関わらずごちゃごちゃ言っていたわりには何をやっていたのだろう。。。

本当に最初から最後までビックリすることが続きました

こうなるともう大変。

どこで建てても起こりうるようなこともこれは?あれは?とあら捜しになります。

もちろん、仕方ないものもあればそうではないものもあります。

直してもらうべきものはすぐに対処ですが、
仕方がないということを理解してもらうことが大変になります。
クロスの割れや剥がれも当初こういうことがあるから、
そういうものは欠陥住宅ではないよと話しておいて良かったです。

とにかく人にとっての住宅購入や新築は、その人にとっての一大イベントです。

我々業界人には日常的な事ですが、
業界目線ではなくお客様の決意を大事にした業務を心がけたいと改めて思いました。

それでもミスもあれば相性が悪い等仕方ないこともあると思います。
でも、せめて気持ちだけは大切にしたい。
そういう気持ちがあればミスも自ずとなくなるでしょうし、相性悪い人にも寄り添ってもらえるはず。

建築知識があったので大きなトラブルにまでにならずに本当に良かった!

新築もリフォームも時間があれば、
何度も現場に行って自分の目で進捗のチェックすることをお勧めします!

それだけで職人さんの意識も向上しますが、作業の邪魔はしないようにしましょうね!

できればコーヒー等の缶ジュースなんかを差し入れしてあげると良いかもしれません!
人は単純ですからね♪

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